V220dのディーゼルエンジン
V220dには、OM651という、鋳鉄ブロック製(耐久性が高い?)のディーゼルエンジンが採用されています。
デルファイ製第二世代コモンン・レール・ダイレクト・インジェクションを搭載した、OM651エンジンの登場は2008年10月でした。
V220dの登場は2015年ですから、OM651エンジンは、先行採用された他のベンツEクラスなど、世界中で十分走り込みが行われ、対策・修正が十分行われてから、Vクラスへ採用されたということもできると思います。
そんなこんなこともあるのか、納車から約1年で1万5千キロをすでに走行しましたが、これまでエンジン系のトラブルはなく、とても快調です。(一度だけアイドルストップからの復帰に失敗(エンスト)というトラブルがありましたが…)
一部では、ツインスクロールでシングルターボなどと紹介される、OM651型エンジンですが、ベンツ社発行の”新世代直列4気筒エンッジンディーゼル・エンジン OM651 のイントロダクション”によると、ツインターボエンジンのようです。
ディーゼルエンジンなので、高回転は頭打ちとなりますが、7速ギヤであるので低速から高速まで、日本の道路で走行する分には、十二分な出力を発揮してくれます。
私の経験では、ドイツのアウトバーンでワゴンタイプの警察車両が、だいたい120〜140km・hで走行していたので、その程度の速度までは不足ないよう設計されているのだと思います。
現在、試行が進められている第二東名、東北道での一部制限速度120km・h区間を走行しても、ストレスを感じることはありません。(あくまで個人的見解です)
低速でのトルクが大きいので、発進時にラフにアクセルを操作すると、他の乗員が不快に思うようなカックン加速をしてしまいます。
少し路面が濡れていたり、傾斜だったりすると、TCSのお世話になることも…
そんな、OM651エンジンですが、普通に使う分には極めてジェントルで、巨漢のVクラスを11〜13km/l(街中)、13〜17km/l(遠出)という驚くべき?低燃費を運転する人間にストレスを強いない、とても良いエンジンだと思います。
クリーン?ディーゼル??
先日ボッシュがディーゼルの不正に関して、110億円の罰金を支払うように命じられたというニュースがありました。
将来どうなるのかわかりませんが、今現在存在する自動車用のパワートレーンとしては、ディーゼルエンジンというのは長距離走る重量級の車両には最適なものと私は考えております。
今から、十数年前赴任先の欧州で最新のクリーンディーゼル車を運転した際の、感動は今でも鮮明に記憶に残っています。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45201760T20C19A5EAF000/
ですから、早くVクラスのディーゼルモデルの再販が開始されれば良いと、日々思っております。
ところで、日本でもOM651の改修って行われるのでしょうかね?
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